隠密更新
本日の更新は、人が不愉快に思う内容が書いてある可能性があります。気分が悪くなるのが嫌なら読まないでください。一応、一言。


僕には少し前から疑問に思う事があって、それは、誰かに聞くのすらあまりよくないとされている話題だと思うから、ほとんど聞いたことの無いことなのだが、僕の上の世代、特に団塊世代と言われる人達(つまり、僕の親の世代だ)とその上の世代人達は、自分らの責任というものをどう考えているかということだ。

あまり良くない例えだとは、自分でも思うのだが、「これだけ下の世代に負担を強いる年金だが、それをさも当然のように受け取るのはどういう考えなのだろう?」という質問に対する答えを、僕は見た事が無い。感謝の気持ちや儒教的(年上の人を敬うだとか、自らの分をわきまえる等)な考えを一切抜きにすれば、この質問が出てくる事は必然だと思う。

なぜなら、今のシステムを作ったのは、その世代の人達だからだ。いや、政治家や財界人の年齢を考えると未だに作りつづけていると言ってもいい。その作り出した責任を放り出して、年金をもらい続けるという事はどういうつもりなのだろうという意見は、国民年金の不払い率を考えると、案外受け入れられている意見かとも思う。
もちろん、僕にも多少はそういう気持ちがあるし、年金なんか払わなくて良いのなら、払いたくは無い。しかし、親世代への感謝もあるし、システム上しょうがないから払っているだけだ。

昔から「今時の若いものは・・・うんぬん」と言うのは良く聞く話で、上のような意見も、その「若いもの」として括られる話なんだろう。曰く、「感謝が足りない」「恩知らず」「考えが浅い」。

確かに。

だけど。
この意見には、やはり「自分たちの責任」という視点が欠けているんじゃないだろうか?僕が聞きたいのは、「そういう人がたくさんいる社会を作り出したあなたたちの責任は?」と言う点なのだ。この、誰も問わない、誰も答えない質問の答えを僕が知るのは、やはり僕が「上の世代」と言うものになってからなのだろう。その時に、後悔するのか、満足するのかは今の行動にかかっているのは間違いないと思う。



蛇足&言い訳
別に僕は、上の世代に感謝していないわけではないです。ただ、上の世代の「不安だ」「心配だ」「なんとかしろ」という意見を聞く度に、どうしてこうなってしまったのか?と言う思いが出てしまうのです。今の僕では、答えは出ないんだろうなぁと思いながら書いてみました。