死神の精度 伊坂幸太郎

内容(「MARC」データベースより)
「俺が仕事をするといつも降るんだ」 クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語。音楽を愛する死神の前で繰り広げられる人間模様。『オール読物』等掲載を単行本化。


死神をサラリーマン的な「仕事」にするという発送と、「ミュージック」が大好きという設定は面白い。自分にはそれほど魅力的ではないが、淡々とした文章はすっきりとしていて、読みやすいと思う。金城武主演で映画化ということ+家にたまたまあったから読んだのだが、強烈に人をひきつける何かはないが、軽い「引っかかり」はあった。その引っかかりは、例えば、同じような天使の話を描いた映画について、主人公に語らせたりするちょっとした所にあったりする。そこに気付くか否かで面白さが分かれる本なのかもしれない(自分はあまり見つけられなかった)

死神の精度 (文春文庫)

死神の精度 (文春文庫)